■同軸線モデムでは親機・子機間の通信を2~28Mhz(EOCシリーズ)
または2~60MHz(ECGシリーズ)を使用します。
施設内で使用する親機・子機間の通信信号を設備の外に漏えいさせないためにハイパスフィルダーを使用します。
■親機を複数台使用設備においては、異なる親機の系統の通信信号との干渉を避けるためにハイパスフィルターを使用します。
(1)アンテナ受信設備の場合
施設内の親機・子機間通信信号が、FMやUHFアンテナから施設の外部に放射されないようアンテナの手前にハイパスフィルターを接続し、
通信信号の漏えいを防止します。
(2)その他、親機を複数台使用する設備の場合
親機が分配器で複数台接続される施設では、分配器の端子間漏洩により、他の系統の通信信号が混入することで
通信障害や、速度の低下を招く可能性があります。
(3)ケーブルテレビ受信設備の場合
ケーブルテレビでは10~60MHzの帯域は、インターネットや電話サービスなどの上り通信に利用されています。
同軸線モデムの信号が、ケーブルテレビ上り帯域に混入すると、ケーブルテレビで大規模な通信障害を起こす可能性ありますため、
ケーブルテレビ引込施設ではケーブルテレビ事業者様の許可なく
同軸線モデムは使用しないでください。
ケーブルテレビ導入設備で同軸線モデムを使用されます場合は
電気工事事業者様を通じて、弊社営業担当へシステム運用方法のご相談をいただけますようお願いいたします。
※戸建住宅にて「光テレビ」で導入されていて、ご自宅まで光ファイバーが敷設されている物件におきましては、
同軸線モデムのご使用に制限はございません。