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文書番号:2463

新4K8K衛星放送が開始されてから、1部のチャンネルにブロックノイズが出るなどの受信障害が発生した。(新4K8K衛星放送が開始されるまでは問題無かった。)


 1部のチャンネルにブロックノイズが出る等の受信障害が発生し始めた場合
 (新4K8K衛星放送開始後)







2018年12月1日より、新4K8K衛星放送が開始されました。
新4K8K衛星放送は、従来のBS・110度CS衛星放送に対し、以下の表の7波(9波)が新たに増加しております。

増加したchにつきましては、以下の表をご参照ください。

 新4K8K衛星放送開始により増加したch
 BS左旋  2波
 110度CS 左旋  5波
 BS右旋  2波

※BS右旋の2chは、以前は2K放送が行われていました。


■新4K8K衛星放送対応機器を使用した設備において
2018年12月1日の放送開始以降から(実際には、試験放送実施の期間も含めて)衛星放送受信でブロックノイズが出る等の受信障害が発生し始めた場合、新たに増加になった放送波の出力レベルが、想定よりも高く、ブースターの定格出力をオーバーしてしまったことによる電力飽和により、受信障害が発生している可能性があります。




以下の項目をご確認ください。


■出力レベルの確認


レベルチェッカー等の測定器で、出力レベルをご確認いただき、定格出力を超過していないか確認ください。
※当社の主なブースターは、衛星放送帯域の利得が、高域になるほどレベルが高くなるチルト特性を設けております。

レベルのご確認の際は、定格出力、チルト特性に合わせて

   (低域)  BS右旋  BS1、BS3、BS5ch  
   (高域)  110度CD左旋  ND19、ND21、ND23ch  


上記の各出力レベルが、それぞれの定格出力の上限値を超過していないかご確認ください。


※共同受信用ブースターでの、出力レベルの確認方法
共同受信用 CS/CS-IF・V-low・FMブースタ「CUF45MS」の場合、電気性能規格書での定格出力レベルは 105 / 110dBμV なので出力レベルは下図のようになります。

 CUF45MS  CS/BS-IF帯域
 利得  38/48dB(950~3,224MHz)
 定格出力レベル  105/115dBμV(50波)



各周波数帯域で定格出力(青線)を超過しないように再調整してください。



※カスケード接続(多段接続)の場合は、段数に応じてレベル補正が必要です。





■低域・高域が定格出力レベル内に絞っても障害が収まらない場合


中間域のレベルが定格出力をオーバーしている可能性があります。
全帯域が定格出力の範囲内に収まるよう、出力レベルを絞ってください。



各周波数帯域で、定格出力(青線)を超過しないように再調整してください







■家庭用ブースターの場合や、レベル測定器が準備できない場合


テレビ等、受信機の機能で「受信レベル」表示を見ながら、ブースターの利得調整ボリュームを少しずつ絞り、レベルが最良になるポイントに調整してください。


従来の2K放送含め、複数のchの受信映像や「受信レベル」をご確認いただき、全てが安定して受信できているかをご確認願います。






以下にて、BS/CS-IFレベル調整箇所を表示していますのでご参照ください。

※CS/BS-IF レベル調整部「利得調整」VOL.を反時計回りに回すとレベルが下がります。
※元々2K放送を受信されていた機材なので、その他のVOLやスイッチには、なるべく触れないで下さい。



■共同受信用ブースターの例 CUF45HSの場合








■家庭用ブースターの例 GCU433DISの場合










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